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フィンランド語で「〜相当の〜」はなんと言う?

フィンランド語の「○○相当の」という表現を紹介します!

助手いぬ
助手いぬ

ブルーベリー摘んできたんだね!

みんみ
みんみ

この質と量だと、50ユーロ相当の価値があるね

助手いぬ
助手いぬ

相当の」ってフィンランド語でなんて言うだろう?

「○○相当の□□」は「edestä」で表す

〜相当の」という表現は、「価値や行いが、その物事とほぼ等しい」という意味で使われます。

日常でも、こんな表現をよく耳にしますね。

  • 政府は10億円相当の支援を被災地に送った
  • 彼の働きは、3人分に相当する
  • 計り売りで10ユーロ分の(相当の)いちごを買う

フィンランド語で「○○相当の□□」という文を作る時には、Minkä(属格)Mitä(分格)そして「edestä」の3つを組み合わせます。

たとえば、「50ユーロ相当のブルーベリー」は次の通り。

50 euron edestä mustikoita
50ユーロ相当のブルーベリー

Minkä edestä Mitä

○○相当の□□

もうひとつ例文です。

10000 jenin edestä kultaa.
一万円相当のゴールド。

注意

「なるほど、簡単だね」と思った方(←私のこと)、ここでちょっと注意です。

日本語だと自然でも、NGな使い方もあります。

たとえばこの文章です。

正しくない

Minun tämän päivän työ on 100 euron edestä.

私の今日の仕事は100ユーロに相当する。

これは一見すると大丈夫そうですが、フィンランド語的には不自然です。

なぜなら、edestäを使った文章では「○○相当の□□」にあたるMitä(jotakin)が必要だからです。

正しい⭕️

Tänään tein töitä 100 euron edestä.

今日は100ユーロに相当する仕事をした。

みんみ
みんみ

まんまと私がこの罠にハマったので気をつけてください😭。

助手いぬ
助手いぬ

文にMitä(jotakin)が入れにくい場合は、別の表現を使った方がいいかもね。

例文

Hänellä on koruja miljoonan euron edestä.

彼女は100万ユーロ相当の宝石を持っている。

Vakuutusyhtiön arvion mukaan myrskyn aiheuttamia tuhoja on 10000 euron edestä.

保険会社によると嵐による被害は1万ユーロ相当だ。

kymmenen tuhannen euronと読みます

Tänään kaksi oli poissa töistä. Jouduin tekemään töitä kolmen edestä.

今日は2人も仕事を休んだ。3人分にあたる仕事をする羽目になったよ。

Tein kesätöitä 10 opintopisteen edestä.

10単位相当のサマージョブをした。

フィンランドの大学では専攻分野でアルバイトすると単位認定されることがある。

みんみ
みんみ

ふと思い出したけど、edestäには別の意味もあったような?

はい、edestäは「前から」という意味もあります。
でも、このような特殊な使われ方もするんですね。

混乱するかもしれませんが、edestäの前に金額や数字があったり、文脈からも自然に訳を導き出せることが多いです。

文の全体を見て判断するようにしましょう。

以上です!

助手いぬ
助手いぬ

こういう表現を知れば知るほど、スムーズに会話できるようになるね。