「差別する」を意味するフィンランド語の動詞「syrjiä」の使い方と例文を紹介します。
「syrjiä」を辞書で引いたら「他より悪い対応をする」って出てきたんだけど。
あ、それは「差別する」って意味だよ!
「差別する」は「syrjiä」
「syrjiä」という動詞を調べると、辞書によっては「他より悪い対応する」などと説明があったりします。
しかし、これはニュアンスを掴めていません。
「syrjiä」は「差別する」という意味です。
個人の特徴を理由に、同じシチュエーションにもかかわらず他の人より不当な対応する、といったニュアンスで使われます。
syrjiä
差別する
syrjiä…ちょっと発音が難しいね。
「ji」は口をイーッて横に広げると良いやすいよ。
Google翻訳で発音を聞いてみてね。
では、例を見て使い方を確かめましょう。
Eräs myyjä syrjii ulkomaalaisia.
ある店員は外国人を差別する。
「○○を差別する」の○○にあたる目的語はMitä(分格)になります。
そのため「ulkomaalainen(外国人)」が「ulkomaalaisia」となってます。
もう一つ例を見て、感覚をつかんでください。
Enemmistö on syrjinyt vähemmistöä.
マジョリティはマイノリティを差別してきた。
なお、目的語には人か集団が来るのがふつうです。
物には使われません。
「就職活動で」「学校で」など、差別が起こるシチュエーションや場所はMissä(内格)で表現します。
Työnantaja joskus syrjii hakijoita työnhaussa.
求人において雇用主はしばしば求職者を差別する。
差別する理由は「〜takia」や「〜vuoksi」を使い表します。
どちらも「〜のために/せいで」という意味で、Minkä(属格)とセットです。
En saa syrjiä ihmisiä seksuaalisen suuntautumisen takia.
性的指向を理由に差別をしてはいけない。
Minua syrjittiin uskonnon vuoksi työpaikassa.
私は宗教のせいで職場で差別された。
厳密にはニュアンスの違いがあるみたいだけど、基本どっちを使ってもOKだよ。
もしくは「〜に基づいて」を意味する「〜perusteella」でもOKです。
こちらもMinkä(属格)とセットです。
Suomessa on kielletty syrjiä lapsia heidän alkuperän perusteella.
フィンランドでは子供を出身に基づいて差別するのは禁じられている。
Syrjin vielä ihmisiä ulkonäön perusteella tiedostamattomasti.
私は無意識にまだ外見で人を差別してしまう。
Kuka syrjii sinua koulussa? Teen valituksen!
誰があなたを学校で差別した?苦情を送るわ!
Vuokranantajalla on tapana syrjiä asunnon hakijoita tämän ammatin perusteella.
家主は職業に基づいて住宅所有者を差別する傾向がある。
以上です!
私も気をつけてるけど、勉強不足なこともあるよ。
差別的なことを書いてたら、迷わず指摘してね!