フィンランド語の「関係が良い、悪い」という表現を紹介します。
みんみと兄弟の関係はどう?
私たちは良い関係だよ。
うまく行ってるなら良かった。
せっかくだからフィンランド語で言ってみようか。
関係を表す「välit」
友人や同僚、親戚などとの人間関係を表す時に「私たちは良い、悪い関係だ」、もしくは「うまく行っている、いない」と言うことがあります。
フィンランド語ではこれを「間(あいだ)」を意味する「väli」という言葉で表現します。
たとえば、「私たちは良い関係だ」は「Meillä on hyvät välit」と言います。
Meillä on hyvät välit.
私たちは良い関係だ。
この表現は複数形、そして「hyvät」「huonot」と良し悪しを表す言葉とセットで使うのがポイントです。
hyvät / huonot välit
良い/悪い関係、うまく行っている/行っていない
もちろん「だれだれと関係が良い、悪い」と、特定の人物を指すこともできます。
その場合は「kanssa」を使います。
Minulla on huonot välit anopin kanssa.
私と姑の関係は良くない(うまく行っていない)。
二者間でも、複数人との関係でもOKです。
Miehelläni on hyvät välit vanhempiensa kanssa.
夫と両親の関係は良い。
せっかくなので、もう一歩踏み込んで「良い関係を築く」という表現も覚えましょう。
創るを意味する「luoda」という動詞を使います。
「だれだれと」にあたる部分はMihin(入格)の形になるので、気をつけてください。
luoda hyvät välit Mihin
○○と良い/悪い関係を築く
Haluan luoda hyvät välit työkavereihin.
同僚と良い関係を築きたい。
Äitini loi hyvät välit uusiin naapureihin.
母は新しい隣人と良い関係を作った。
基本的に悪い関係を築くことは無いので(笑)、「hyvät」とだけ使いましょう。
一緒に覚えたい「olla hyvissä väleissä」
もうひとつ関係を表す表現に「olla hyvissä / huonoissa väleissä」があります。
さきほど紹介した表現と同じ意味なので、どちらを使ってもかまいません。
こちらも複数形になることに注目です。
olla hyvissä / huonoissa väleissä
良い/悪い関係、うまく行っている/行っていない
Olemme huonoissa väleissä.
私たちはうまく行っていない。
同じように「だれだれと」と特定の人物を「kanssa」で指すことも可能です。
Tätini on ollut hyvissä väleissä pikkusiskoni kanssa.
叔母は妹とずっと良い関係だ。
Oletko huonoissa väleissä Matin kanssa?
マッティとはうまく行ってないのですか?
Kuinka luodaan hyvät välit luokkakavereihin?
どうやってクラスメートと良い関係を築こう?
Älä kutsu pomoni juhliin. Olemme olleet huonoissa väleissä viime aikoina.
上司をパーティーに呼ばないで。私たちは最近うまく行ってないんだ。
ところで「関係」というと「suhde」という言葉を思いうかべる人も多いと思います。
文脈にもよりますが、たとえば「Meillä on hyvä suhde(私たちは良い関係だ)」と言うと恋愛関係であるといったニュアンスが含まれる場合があります。
なので、友人や知人としてのお付き合いの場合は「väli」という言葉を使うようにしましょう。
読者のみなさんと良い関係を築きたい!
ではまた!