「やめる」などを意味するフィンランド語の動詞「lopettaa」を紹介します。
基本の単語だね。
「仕事を辞める」「お酒を止める」とか。
使い方と意味をおさらいしよう!
意味と使い方
動作や習慣など、あらゆることを「やめる」はフィンランド語で「lopettaa」と言います。
lopettaa
辞める、終える、止める、(病気や傷ついた動物を)殺す
学校や仕事など、地位や所属から退く「辞める」としても使えますし、一時的なことを止める、中断する「止める」としても使えます。
Lopetan työn.
仕事を辞める
Lopetin nauramisen, kun pomo tuli.
上司が来た時に笑うのを止めた。
「○○を辞める/止める」と、具体的に何をやめるか言う時はMinkä(属格)と組み合わせます。
Kaverini lopetti tupakanpolton.
友人はタバコを止めた。
Minkä(属格)を使うのは割と強いルールで、誤って「lopettaa polttaa」と動詞の原型を置くと不自然に聞こえます。
気をつけましょう。
ま、まあ原型でも通じてたけどね…。
疑問系も基本はMinkä(属格)になるので注意です。
※場合によっては原型が来ることもあります
Lopetatko koulun?
学校を辞めるの?
ただし、命令系や「〜しましょう」と言う場合は名詞の原型です。
Lopeta tupakanpoltto!
タバコを止めなさい!
Lopetetaan lihan syöminen.
肉を食べるのを止めましょう。
ややこしー😭!
プラスアルファで覚えて欲しいのが「ここで(このへんで)止めておきましょうか」という中断の表現です。
Lopetan esitelmän tähän.
プレゼンはここで終わりにします。
この例文のように「tähän」をくっつけることで、「ここで終わりましょう」となります。
終わり手前でやめると言う時や、続きを次回に持ち越す時に使えます。
ぜひ使ってみてくださいね。
さて、lopettaaで注意したいのが「(病気、傷ついた動物を)殺す」という表現です。
※この意味でもMinkä(属格)とセットで使います。
Eläinlääkäri lopetti loukkaantuneen poron.
獣医は怪我をしたトナカイを殺した。
このようなシンプルな文は別に良いのですが、こんな文章で誤解を生むケースもあります。
Olen hoitanut koiraani monta vuotta, mutta lopetin sen eilen.
何年も犬の世話をしてきたが、昨日終わりにした(殺した)。
日本語だと「犬の世話を止める」とも取れますが、フィンランド語だと「何年も犬の世話をしてきたが、昨日犬を殺した」と解釈されます。
動物が出てくる時は気をつけましょう!
レアなケースだと思うけどね。
例文
Eräs nainen lopetti uransa kun hän meni naimisiin.
ある女性は結婚と同時にキャリアを終わらせた。
Lopeta huutaminen! En voi nukkua!
叫ぶのをやめろ!眠れないじゃないか!
Lopetetaan viinan juominen tähän. Juomme liikaa.
お酒を飲むのはこのへんで止めよう。私たちは飲み過ぎだ。
以上です!