フィンランド語の慣用句(イディオム)「pilvin pimein」の意味と例文をまとめました。
東京は忙しい街だよね。
山ほど車が走っているし。
「山ほど」…良い表現ですね。
こういう「多い」を表すのは「paljon」かな?
うん、でも数の多さを強調できる表現があるよ。
非常に多いことを表す「pilvin pimein」
フィンランド語には数の多さを表す単語がいくつかあります。
もっとも一般的なのは「paljon」です。
しかし、多さをより強調したい時には「pilvin pimein」という言葉を使うことがあります。
「pilvin pimein」は「非常に多い」という意味の慣用句で、日本語では「山ほど、数え切れないほど、いくらでも」と訳すことができます。
pilvin pimein
非常にたくさん(山ほど、数え切れないほど…)
なお、pilvin pimein は直訳すると「暗い雲で」となりますが、「暗い雲を作るほどたくさんある」というイメージを持てば良いと思います(ネイティブの方にお聞きしました)。
ニュース記事でも見かける表現だね。
最初見た時は、なんでいきなり雲の話が出てくるか解らなかったよ。
「Pilvin pimein」は複数形の属格と使い、名詞のあとに置かれます。
Tokiossa on ihmisiä pilvin pimein.
東京には非常に多くの人がいる。
※「pilvin pimein ihmisiä」と、名詞の前に置くのが絶対にダメな訳ではありませんが、あとの方が自然です。
もう一つ例文を見てみましょう。
Helsingin keskustakirjastossa on kirjoja pilvin pimein.
ヘルシンキ中央図書館には数え切れないほど本がある。
これくらいシンプルなルールなら、すぐ使いこなせそう!
ただ、一つ注意です。
「Pilvin pimein」は不可算名詞には使えません。
たとえば水、電気、空気などはNGです。
不可算名詞にはpaljonを使いましょう。
Tällä rannalla on tupakantumppeja pilvin pimein.
このビーチにはタバコの吸い殻が大量にある。
Isäni on kerännyt nalleja pilvin pimein.
父は山ほどテディベアを集めている。
Syntymäpäivälahjaideoita löytyy pilvin pimein netistä.
誕生日プレゼントのアイディアはネットからいくらでも見つかる。
Maailmassa on ihania ihmisiä pilvin pimein, mutta rakastan vain sinua.
世界には数え切れないほど素敵な人がいるが、あなただけを愛してる。
以上です!
最後の例文、キュン💕としちゃった。
Pilvin pimeinドラマ見すぎて、頭がロマンチックモードなんです。
ではまた〜