フィンランド語をこれから学びたい初心者の方に、フィンランド語の「はい」「いいえ」を紹介します。
はい🟰joo
フィンランド語の「はい」でまず覚えたい表現は「joo」です。
「joo」は質問に対する肯定の返事として使えます。
フィンランド語のJは日本語のや行(や・ゆ・よ)を表すので、「joo」で「ヨー」と呼びます。
joo(ヨー)
はい、うん、そう
Oletko japanilainen?
あなたは日本人ですか?
Joo.
はい。
Juotko kahvia?
コーヒーを飲みますか?
Joo.
はい。
発音は、「ヨー」と語尾を伸ばすのがポイントです。
「jo(ヨ)」だと「すでに」という別の意味になってしまいます。
「joo」は口語表現、英語の「yeah」に当たります。
そのため、場面によってはフォーマルな「はい」である「kyllä」という単語を使います。
しかし口語であっても「joo」はどんな場面でも使えます。
就職面接、年配の人と話すときでも、使って大丈夫です。
「はい」と言いたいなら、とりあえず「joo」と言っておきましょう。
ただ「Joo, joo」とぶっきらぼうに繰り返すのはNG。
「はい、はい(うるさいなぁ)😑」というニュアンスになってしまいます。
「はい」も「joo」も一回ね。
はい🟰kyllä
フィンランド語には「kyllä」という「はい」もあります。
カタカナにすると「キュッラ」になります。
フォーマルな表現で、「joo」より改まった印象を与えます。
kyllä(キュッラ)
はい、そうです
Oletko japanilainen?
あなたは日本人ですか?
Kyllä.
はい。
発音する時は「キュ」と「ラ」の間に「ッ」を入れるのを忘れずに。
「kylä(キュラ)」だと「村」という意味になってしまいます。
また、「-llä」は英語のRのように舌を丸めません。
日本語の「ラ」の感じで言えばOKです。
「joo」は口語、「kyllä」はフォーマルな表現と書きました。
こう言うと、どちらもよく使う気がしますが、日常生活では「joo」を使うことが圧倒的に多いです。
また「kyllä」は使い方によっては、いろいろなニュアンスを帯びることがあります。
そのため初心者が使うと、もしかしたら意図しない意味が込められてしまうかもしれません。
なので「はい」は基本「joo」と言うのがベターです!
「joo」が最強!
いいえ🟰ei
フィンランド語で「いいえ」は「ei(エイ)」です。
質問に対する否定の返事として使います。
ei(エイ)
いいえ、違います
Onko tämä sinun laukkusi?
これはあなたのカバンですか?
Ei.
いいえ。
先ほど2つの「はい」を紹介しましたが、フィンランド語の「いいえ」にはもっと種類があります。
「ei」は質問のされ方によって、活用するからです。
と…ここから活用した「ei」を紹介しますが、先に言っておきます。
活用に気を取られすぎるな!
「ei」と言えば通じる!
文法的に間違った「ei」でも通じるってこと?
そう、否定の意思はだいたい通じる!
というわけで、こっからの説明は気楽に読んでね。
たとえば「あなたは学生ですか?」に「いいえ」と答える時は「ei」が「en」と活用します。
これは「私は学生ではない」と、「私」が主語になっているからです。
このようにフィンランド語では、主語によって「いいえ」が変わります。
めんどうくさいですね。
主語 | いいえ |
私 | en |
あなた | et |
彼/彼女/それ | ei |
私たち | emme |
あなたたち | ette |
彼ら/彼女ら/それら | eivät |
しかし、先ほども言ったように「ei」と言えばだいたい通じます。
たとえば、
Oletko opiskelija?
あなたは学生ですか?
Ei.
*正しくはEn
いいえ。
この程度の間違いなら、きっと分かってくれるでしょう。
ネイティブは違和感を感じることは否めませんので、正しく言える方がいいですけどね。
とりあえず「ei」と言っておいて、少しづつに正しい活用を学ぶと良いと思います!
今回はここまで!覚えられそうですか?
今後もフィンランド語入門シリーズをやって行きますね😀