フィンランド語の「tuskin」を使った「かろうじて〜」という表現を紹介します。
音が小さいなぁ。
かろうじて聞こえるけど…。
「かろうじて」か。
聞こえなくは無いけど、聞こえにくいってこと?
がんばればギリって感じ?
でも難ありっていうか…。
そういう時は「tuskin」って表現が使えるね。
意味と使い方
「かろうじて聞こえる」
「かろうじて見える」
このような「ギリギリできるけど、決して良い状態ではない」は、フィンランド語でなんと表現すれば良いでしょうか?
「tuskin」とタイプIの分詞を使います。
タイプIの分詞は、動詞の最後が「-va」に格変化したもので、たとえばjuosta(走る)ならjuoksevaです。
tuskin -va
かろうじて〜できる
こんな感じで使います。
Tuskin kuuluva.
かろうじて聞こえる(しかし、非常に聞こえづらい)。
Tuskin näkyvä.
かろうじて見える(しかし、非常に見えづらい)。
「tuskin」はやっかいな言葉で、肯定文なのに「tuskin」があると否定文になるケースもあります。
この「tuskin -va」の場合は「かろうじて(どうにかこうにか)」なのでグレーゾーンの表現、と覚えてください。
この表現は文章に入れたり、名詞を修飾することもできます。
ただ、それほど日常で使われる表現ではないので、多用し過ぎにご注意ください。
Tuskin seisova vanha torni.
かろうじて建っている状態の古い塔。
自分で使わなくても、読んだり聞いたりした時に意味が解ることが大事!
Tuskin puhuva pieni lapsi.
かろうじて話せる小さな子供。
Uusi materiaali on paksu ja lämmin, mutta tuskin hengittävä.
新しい素材は厚く暖かいが、通気性がほとんどない(かろうじて通気性があるが、非常に悪い)。
以上です!