フィンランド語で「勝った」「負けた」を表現する動詞や表現、「voittaa」と「hävitä」を紹介します。
勝負に「勝った/負けた」と言うときに使えるね。
賭け事の勝った負けたとか、比喩表現もあるよ!
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勝つ🟰voittaa
フィンランド語で「勝つ」は「voittaa」という動詞で表現します。
voittaa
勝つ、勝利する、打ち勝つ
Katsotaan kumpi voittaa.
どちらが勝つかみてみよう。
「○○に勝った」と言いたいときは、Minkä(属格)と組み合わせます。
たとえば「フィンランドがスウェーデンに勝った」なら、負けたRuotsi(スウェーデン)がRuotsinと変化します。
Suomi voitti Ruotsin.
フィンランドはスウェーデンに勝った。
また「voittaa taistelun〜」で「戦いに勝つ」という表現もよく見ます。「taistelu」は「戦い」という意味です。
これは一まとめで覚えておくといいでしょう。
Pakolainen voitti taistelun oleskeluluvasta.
難民は滞在許可証を得るための闘いに勝利した。
voittaaにはまた「当てる」という意味もあります。たとえば「ビンゴで車を当てた」といった感じです。
この意味でも「voittaa + Minkä(属格)」の組み合わせを使います。
Isäni voitti auton bingossa.
父はビンゴで車を当てた。
ただし否定系の場合はMitä(分格)になります。
Isäni ei voittanut autoa bingossa.
父はビンゴで車を当てなかった。
また「500ユーロ当てた」といった数字などでも、Mitä(分格)を使うケースがあります。
Isäni voitti 500 euroa bingossa.
父はビンゴで500ユーロ当てた。
比喩表現として「○○に打ち勝つ」を表すこともできます。
ここでも「voittaa + Minkä(属格)」の組み合わせでOKです。
Voitin laiskuuden.
私は怠け癖に打ち勝った。
ただし、否定系の場合はMitä(分格)になります。
En voittanut laiskuutta.
私は怠け癖に打ち勝てなかった。
負ける🟰hävitä
「負ける」は「hävitä」という動詞であらわします。
「hävitä」には「消える、姿を消す」などの意味もありますが、ここでは割愛します。
hävitä
負ける、(賭け事で)スる
響きの似た「hävittää(処分する、破壊する)」と混同しないでね!
En halua hävitä.
負けたくない。
「○○に負けた」と言いたいときは、Mille(向格)と組み合わせます。
「うさぎは亀に負けた」なら、kilpikonna(亀)はkilpikonnalleと変化します。
Jänis hävisi kilpikonnalle.
うさぎは亀に負けた。
「hävitä」は「病に敗れる」といった比喩表現でも使うことができます。
こちらでも「hävitä taistelun〜」という表現がよく使われます。あわせて覚えるといいですね。
Pappa hävisi taistelun syövälle.
おじいちゃんはガンとの戦いに敗れた。
Hävisin taistelun sairautta vastaan.
病との戦いに敗れる。
こちらも否定系の場合はMitä(分格)になります。
En hävinnyt taistelua sairautta vastaan.
病との戦いに敗れなかった。
「hävitä」は賭けに「負けた/スった」といった表現でも使うことができます。
Hävisin 500 euroa pachinkossa.
パチンコで500ユーロ負けた(スった)。
スったものが一つなら、Minkä(属格)と組み合わせます。
Hävisin Rolexin rannekellon uhkapelissä.
賭けでロレックスの腕時計を負けた。
例文
Yamada voitti Suzukin vaaleissa.
山田は選挙で鈴木に勝った。
Häviän aina pikkusiskolleni kivi-paperi-sakset-pelissä.
いつも妹にじゃんけんで負ける。
Voitin kaulakorun arvonnassa.
抽選でネックレスを勝った(当てた)。
Emme hävinneet taistelua influenssaa vastaan.
私たちはインフルエンザに対する戦いに負けなかった。
以上です!