フィンランド語の「すべて(欠かさず)」を表す「joka ikinen」の使い方を紹介します。
ぼくは毎日ピアノを弾いてるよ!
1日も欠かさず?「Joka ikinen」?
ヨカ・イキネン…?誰の話してるの?
人じゃないよ!1日も欠かさずって意味だよ!
意味と使い方
「いつも」「すべて」を強調したいとき、日本語では「欠かさず、残さず」と言いますよね。
フィンランド語ではこれを「joka ikinen」と表現します。
joka ikinen
すべて(欠かさず、残さず)、いつも、それぞれ、みんな
※たまに「jokaikinen」と複合語として書かれている場合がありますが、基本は「joka ikinen」と分けます
Soitan pianoa joka ikinen päivä.
毎日欠かさずピアノを弾いている。
ん?「joka päivä(毎日)」と意味は同じ?
ほぼ同じだけど「来る日も来る日もちゃんと毎日」ってニュアンスが加わるよ。
なるほど、1日1日を強調しているんだね。
「joka ikinen」は名詞、動名詞のまえにくっつけて使いますが、次の2点に気をつけてください。
- jokaは格変化しないが、ikinenはする
- 後に来る名詞は単数
まず注意1ですが、jokaは格変化しません。jokaは常にjokaの形です。
一方、ikinenは文に合わせて語尾が格変化します。
Suomessa joka ikisessä rakennuksessa on yksi defibrillaattori.
フィンランドでは一つの建物も例外なくAED(除細動器)がある。
注意2は、「joka ikinen」のあとは単数系の名詞(動名詞)が来ることです。
たとえば「すべての美術館(museo)を一つも欠かさず訪れた」の場合、たとえ100の美術館を訪れたとしても、museoが複数形になることはありません。
Kävin joka ikisessä museossa.
すべての美術館を一つも欠かさず訪れた。
まあでも、ちょっとくらい間違えても通じるでしょう(多分)😉
例文
Joka ikinen elämä on tärkeä.
全ての命は例外なくは重要なものだ。
Joka ikiselle tuontitavaralle laitetaan seurantanumero.
輸入品には一つ残らず追跡番号が振られている。
以上!
またね!