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「(職業)になる」を表す「tulla」を使った表現

医者になる

フィンランド語の動詞「tulla」を使った「(職業)になる」という表現を紹介します。

助手いぬ
助手いぬ

みんみは卒業したら、何になるの?

みんみ
みんみ

グラフィックデザイナーになろうかな🎨。

助手いぬ
助手いぬ

「なる」はフィンランド語だと…あれ?

みんみ
みんみ

「来る」を意味する「tulla」が使えるよ。

「卒業したら(職業/学位)になる」という表現をはこちらからどうぞ。

卒業したはフィンランド語でなんと言う? フィンランド語で「卒業した」はなんと言う?関連表現も紹介

「(職業)になる」を表す「tulla」

「私は医者になる」
「彼は庭師になった」

フィンランドでは、このような表現をするとき「来る」を意味する動詞「tulla」を使います。

「tulla」は変化を表し、「なる」という意味があるからです。

フィンランド語では、さらにこれをKenstä(誰の出格)と組み合わせて表現します。

Kenestä tulee Mikä
(だれ)(職業)になる

たとえば「私は医者になる」は「Minusta tulee lääkäri」です。

Minusta tulee lääkäri.

私は医者になる。

みんみ
みんみ

学生さんがよく使う表現ね。

ポイントは3つです。

  • 主語はKenestä(誰の出格)
  • tullaはいつも三人称単数形
  • 職業はそのまま原型

この3つを踏まえて、さきほどの例文を分析してみましょう。

Minusta tulee lääkäri.
私は医者になる。

主語の私は「minusta」と出格になっています。

そして、主語は私ですが、動詞は「tulee」と三人称単数です(tulenじゃない!)。

そして職業は原型そのままです。

ポイント

さて、ここで、ちょっとだけ気をつけたい点があります。

主語が複数形のケースです。

助手いぬ
助手いぬ

そう!
tullaはいつも三人称単数形ってとこ、ひっかかった!

そうなんです。
この表現は、主語が複数でもtullaはいつも三人称単数形です

そして、職業は複数形の分格になります

Heistä tulee insinöörejä.

彼らはエンジニアになる。

間違えやすいので気をつけてください。

助手いぬ
助手いぬ

こういうルール、本当やめて。。。

みんみ
みんみ

まあ、複数形はあまり登場しないから、たぶん気にしなくて大丈夫。

例文

Minusta tulee graafinen suunnitelija.

私はグラフィックデザイナーになる。

Hänestä tulee puutarhuri koulutuksen jälkeen.

彼(女)は学校が終わったら庭師になる。

Opiskelijoista tulee poliiseja.

生徒たちは警察になる。

※警察が複数形の分格になっていることに注目

もちろん過去形、否定形でも使うことができます。

Liisasta tuli presidentti vuonna 2020.

リーサは2020年に大統領になった。

Mikosta ei tullut näyttelijää. Hän on nyt opettaja.

ミッコは役者にならなかった。彼は今教師だ。

また「isona」と合わせると「大きくなったら○○になる。」と子供の将来の職業を語る時にも使えます。

この表現は大人が使うと変なので、気をつけてください。

Minusta tulee isona tubettaja.

大きくなったらユーチューバーになる。

みんみ
みんみ

大人でも冗談っぽく「大きくなったら」って言ったりすづけどね(笑)。

以上です!

もう少し別の表現も書こうと思いましたが、長くなるので別の記事にまとめることにします。

みんみ
みんみ

またよろしくね🐻!

ネットでたまたま見つけたのですが、こちらの本にも同じ表現の解説がありました。ご参考までに。