「浮いている」を意味するフィンランド語の動詞「leijua」を紹介します。
あ、風船が飛んでる!
飛んでるっていうより浮いてるね。
ま、まあ浮いてる、だね。
飛ぶ、浮く…その違い重要?
フィンランド語ではちょっと意識した方がいいかも。
意味と使い方
空中、宇宙など、地面に触れずに浮いているものを表すときフィンランド語では「leijua」という動詞を使います。
たとえば風船、雲などです。
leijua
浮いている、浮遊する
Ilmapallo leijuu ilmassa.
風船が浮いている。
基本的には同じ場所にプカプカと漂っているイメージを持てば良いと思います。
この言葉は「どこどこに浮いている」とMissä(内格)と一緒に使われることが多いです。
「空に、空中に」は「ilmassa」と表現します。
Saippuakupla leijuu ilmassa.
シャボン玉が空中に浮遊する。
宇宙なら「avaruudessa」です。
Astronautti leijui avaruudessa.
宇宙飛行士が宇宙に浮いていた。
さて、日本語だと「leijua」は「飛ぶ」「浮かぶ」などとも訳せそうですよね。
風船が飛ぶ、浮かぶ。
どっちも同じ意味にとれなくもない。
しかし、これらを混同すると不自然に聞こえる可能性もあります。
「leijua」が同じ場所にふわふわ浮かぶことを表すのに対して、「lentää(飛ぶ)」は空中を移動するニュアンスが強いです。
また同じ「浮いている」でも、水面に浮かんでいるものには「kellua」という動詞を使います。
意味の違いに気をつけましょう。
また「leijua」は「uhka(脅威)」という言葉とセットで「○○の脅威がある、さらされている」と使われることがあります。
暗雲がもやもやと頭上にたちこめる(浮かび漂っている)イメージで覚えると良いと思います。
Väkivallan uhka leijuu.
暴力の脅威がある(脅威にさらされている)。
また「yllä(上に)」という言葉とも使われることがあります。
Sodan uhka leijuu Suomen yllä.
フィンランドに戦争の脅威がある(脅威にさらされている)。
セットで覚えておくといいですね!
例文
Unessa leijuin ilmassa!
夢の中で私は浮かんでた!
Myrskyuhka leijui Tukholman yllä.
ストックホルムに嵐の脅威があった(迫った)。
Mikä tuolla leijuu? Onko tuo UFO vai drooni?
あそこに浮かんでるのは何?UFOそれともドローン?
以上です!