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「alkaa」と「aloittaa」の意味とそれぞれの使い方

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フィンランド語の「始める、始まる」を意味する「alkaa」と「aloittaa」の使い方を整理します。

助手いぬ
助手いぬ

alkaa」は「始まる
aloittaa」は「始める

この認識でOK?

みんみ
みんみ

残念!

「alkaa」でも「始める」と言えるんです!

意味と使い分け

「始まる/始める」と言う際、フィンランド語では「alkaa」「aloittaa」などの動詞を使います。

この2つの使い分けは次のようになっています。

出来事が始まる…alkaa

始める…alkaa

始める…aloittaa

一つずつ見ていきましょう。

出来事が始まる

まず「出来事が始まる」と言いたい時は「alkaa」を使います。

会議が始まる、パーティ始まる、などと言う時は「alkaa」です。

なお「始まる」となる場合、三人称の単数「alkaa」、複数「alkavat」の形をとります。

Kokous alkaa kolmelta.

会議は3時に始まる

Juhlat alkoivat eilen.

パーティは昨日始まった

助手いぬ
助手いぬ

「始まる」は自分の意思と関係なくスタートする感じだね。

みんみ
みんみ

そう、それが「alkaa」!

動作を始める

ここでちょっと注意。

じつは「alkaa」は「始める」という意味にもなるんです!

たとえば「勉強を始める」と言いたい時も「alkaa」を使えます。

その場合、 alkaa + 動詞 とセットになります。

Alan opiskella suomea.

私はフィンランド語の勉強を始める。

Hiroshi alkaa laulaa.

ひろしは歌い始める。

助手いぬ
助手いぬ

「alkaa」は「始まる/始める」両方の意味を持つのか💡

みんみ
みんみ

動詞がくっついてたら「始める」って意味になるって覚えてもいいね。

ポイント

alkaa」のあとの動詞は原型、もしくは「-maan/-mään」の形をとります。

基本どっちでもOKです。

Alamme opiskella.

Alamme opiskelemaan.

私たちは勉強を始める。

ただ、「-maan/-mään」は以前は文法的に間違っていると言われていました。

そのため、使わない方が良いと考える人もいます。

実際、ネイティブに「今はその表現もOKだけど、辞めた方が良い」と直されたことがあります。

動詞の原型の方がベターかもしれません。

物事を始める

では「aloittaa」はどうでしょうか?

「aloittaa」には「始める」という意味があります。

仕事を始める、治療を始める、などと使います。

「aloittaa」に「始まる」という意味はありません。

Aloitan työn ensi viikolla.

来週仕事を始める。

「aloittaa」の後には目的語になるもの、ことが置かれます。

「alkaa」のように動詞の原型を置くことできません。

Maria aloitti hoidon.

マリアは治療を始めた。

もし「走りはじめる」「食べ始める」のように、動作を始めることを表したい時は「-minen(○○すること)」という形にします。

ちょっと注意がいりますね。

Aloitin juoksemisen kahdelta.

2時から走り始めた。

助手いぬ
助手いぬ

ストップ、ストップ!

「aloittaa juosta」って表現も聞いたことがあるよ!

みんみ
みんみ

そう、口語表現ではOKだよ。

はい、ここでもう一つ注意!

「aloittaa」の後に動詞の原型を置くのはNGです…が、口語表現ではOK

普段のおしゃべりでは動詞の原型を使っても、誰も気に留めないでしょう。

カジュアルな会話に限ってOK

Aloitin juosta kahdelta.

2時から走り始めた。

ただ、あくまで口語表現。

エッセーなどを書く時には使わないようにしましょうね。

例文

Konsertti alkaa juontajan puheella.

コンサートは司会者のスピーチで始まった。

Ala syödä heti!

すぐ食べ始めなさい!

Työntekijät aloittivat lakon tehtaalla.

労働者は工場でストライキを始めた。

以上です!!