フィンランド語で「目立つ、目を引く」などを意味する「pistää silmään」という慣用句を紹介します。
あの広告、目立ってるね!
うわー、確かに目に刺さる!
目に刺さる(笑)?
フィンランド語の表現にあるんだよ。
意味と使い方
「目立つ」を意味するフィンランド語のひとつに「pistää silmään」という慣用表現があります。
直訳すると「目を刺す」ですが、これで「目立つ、目を引く、関心を引く」となります。
pistää silmään
目立つ、目を引く、目に留まる、目に付く、関心を引く
Tuo mainos pistää silmään.
あの広告は目立つ。
この表現は目に見えないものにも使えます。
Nykynuorten laskutaidon puute pistää silmään.
最近の若者の計算能力の欠如が目立つ。
「pistää」と「silmään」はくっついていなくてもOKです。
Hänen punainen auto pistää aina silmään.
彼の赤い車はいつも目を引く。
Kirjoitusvirheet pistivät ensimmäisenä silmään.
まずはじめに誤字の多さが目立った。
目はふたつあるけど「silmiin」と複数形にしないようにね!
「silmään」と単数だからね!
「pistää silmään」を文頭に持ってくれば、文章を続けることもできます。
文は「, että」でつなげます。
Pistää silmään, että lapsi tanssii lavalla yksin.
子供が一人で舞台で踊っているのが目を引く。
Pisti heti silmään, ettei kukaan käytä maskia tässä kaupungissa.
この町では誰もマスクをしていないことがすぐ目についた。
もう一つ覚えておくと良い表現に「同じところに目が行った」があります。
たとえば、
Aさん「あれ、ここ変じゃない?」
Bさん「私も同じところに目が行きました。」
といった感じです。
前の人が目に行ったものに「私も」って同意コメントするってことか。
そんな時は「minullakin(私も)」を使います。
Pisti minullakin silmään.
同じところに目が行った。
なお「minullakin」を入れる場所は割と自由です。
- Minullakin pisti silmään
- Pisti minullakin silmään
- Pisti silmään minullakin
Minullakin pisti tuo kohta silmään.
自分もその部分に目が入った。
なお、説明では便宜上「minullakin」を使いましたが、必ずしも「私(minullakin)」でなくてもかまいません
Sama asia hänelläkin pisti silmään.
同じことに彼も目が入った。
この表現は「気になった」って訳してもいいかもね。
この表現はネガティブなニュアンスを含むことがあります。
日本語でも「目に付く」と言うと、少し嫌な印象になりますよね。
また日本語の「目立つ」と必ずしもイコールではなく、内容によっては不自然になることもあります。
気になる時はネイティブに確認してくださいね。
Ilkeät kommentit pistävät aina silmään somessa.
SNSではいじわるなコメントがいつも目立つ。
Pisti erityisesti silmään, että moni käyttää kypärää pyöräillessä.
多くの人が自転車に乗る時にヘルメットを使っていることが特に目についた。
Tuo vähän pisti silmään minullakin.
それ私もちょっと目が行った(気になった)。
以上です!